オーガニック野菜プロジェクトのブログ

本当に安全な野菜を世の中に届けたい。

日本の農と食を盛大に繁盛させる為に必要なたった一つの事

こんばんは!

 

 

オーガニック野菜プロジェクトの田口です!

 

 

 更新が遅くなってしまいましたが、

 

 

3月20日は、

一般社団法人UP主催のワークショップ

 

「〜日本の農と食を盛大に繁盛させる為に必要なたった一つの事〜」

 

中川吉右衛門さんと

田中英之さんにスペシャルコラボで開催して頂きました!

 

 

今回のワークショップの開催場所は、野菜プロジェクトが紡ぎミーティングとしても使わせて頂いていた

貴重な和綿を紡ぐことが出来る、Tokyo Cotton Village

 

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「お元気様でーす!!!」

 

 

 

そんな中川吉右衛門さんの力溢れる大きな掛け声から今回のワークショップはスタートしました

 

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中川吉右衛門さんは、山形県高畠で自然栽培の農家。

 

古い農家の家で育ちながらも、若い時に東京に出てきてそれから農業とは関係のない仕事をずっとされていました

 

ところが

「自然栽培」と出会い、人生が一変

 

雷に打たれたように全身にビビビっと電撃が走り、涙が止まらなくなったそうです

 

そして、それ以来自然栽培一筋

 

秋田の農家さんのもとで修行し、35歳で就農

 

現在は、これからの未来を本気で考え

日本の農業と食の現状を変えるべく、

Fan土 earth JAPANというNPO法人を立ち上げ、

日本全国を飛び回られています

 

 

田中英之さんは、

建築業で働く傍ら、

在来種である津久井大豆を自然栽培し、テンペを生産し販売されています

 

時には、畑で野生のイノシシに出てきた芽を全部食べられてしまうことも....

 

 それすらも、楽しむという田中さん

 

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 今年から数々のワークショップを一般社団法人UPでは開催してきましたが、

 

今回のお二人のお話は、間違いなくこれまでにないワークショップになったと思います!

 

それくらい熱く、楽しく、学びの多い時間でした

 

 

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お二人のお話に共通していること

 

それは、

 

「人生を最大に楽しむこと」

 

楽しむとは、決して「ラク」をすることではない

 

絶対的に努力を伴う、楽しさ

 

 枠を越えたところに「それ」はあるといいます

 

 

 こんなに楽しそうな農家さんを観たことがあるでしょうか

 

 

 二人とお会いしたら、一見、農家さんだとは思わないと思います

 

それくらい

良い意味で、僕の持っていた固定観念を裏切ってくれました

 

 

 

 

今、日本の農家の平均年齢は67歳と言われています

 

一般の会社員でしたら定年退職している歳

 

それが農家だと平均年齢になってしまう

 

むしろ若い方だといいます

 

今、日本には専業農家は100万人いるそうですが、

そのうちの63%が60歳以上

 

 田舎の中間山地や限界集落と呼ばれているようなところへ行けば、尚更のことでしょう

 

 

農家の担い手不足は本当に深刻な問題なのです

 

 

 あと10年経ったら、日本の農業はいったいどうなってしまうのか

 

 

日本の食や農業の現状

決して他人事ではありません

 

 

どうしたら農家が増えるのか?

 

どうしたら日本の農業は盛大に繁盛するのか?

 

 

 

その答えは一つしかない、と中川吉右衛門さん

 

 

それは

「楽しむこと!」

 

 もうこれしかない

 

 

人は、食べ物を食べなければ生きていけません

 

「食」は生きていく上で最も基本的であり、最も大事なこと

 

それなのに、その「食」を支える「農」が破綻してしまっている

 

農業のイメージを聞くと、

 

「辛い」

「大変」

「儲からない」

そんなマイナスのイメージばかりでは、農業をやりたい人は増えていかない

 

このままでは本当に日本が危ない

 

だから、農家も変わっていかなければならない

 

 

 中川吉右衛門さんや田中さんのような本気で農を楽しんでいる農家が日本中にたくさん増えていったら、

きっと日本は良くなる!

 

そう確信しました

 

 

日本人は、農耕民族

 

日本人のDNAの中に、きっと今もそれは流れているでしょう

 

 

 畑や田んぼに行き、土に触れてみる

 

 そしたら、何かに気づくかもしれません

 

なんだか土に触れたい気持ちになってきました

 

 

 

 

「楽しむこと」

 

それは、

農業に限らずどんなことであれ、

これからの時代の生き方のキーとなる言葉のような気がしました

 

 

楽しんでいきましょう!!

 

 

 

 

お二人の熱いお話のあとは、

田中さんのテンペの試食と

吉右衛門さんのお米を実際にお握りして食べさせていただくというワーク

 

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今回はあえて

 

お米本来の味を楽しむため

具はなし

 

 塩をお好みで少々

 

 

本当に美味しい

 

 

ラップではなく、

素手で握るお握りが、

 

一番美味しい

 

 

握る人の味が出るんです

 

握った人の気持ち、愛が一番伝わるのがお握りだと思います

 

 

 

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ワークショップの最後は一本締め 

 

 

一本締めの「いよー」という言葉は、

「陰陽」という言葉から来ているらしいです

 

陰と陽を掌で合わせて、「陰陽」

 

なるほど!

 

日本って本当に奥が深いですね!

 

日本に生まれ、日本で育って生きてきたけど、

知らないことが本当にたくさんあるなと最近つくづく感じます

 

日本には素晴らしい食文化があり、

美しい四季がある

 

美しい四季があるからこそ、旬が育まれる

 

 

かつては当たり前だったことが、当たり前ではなくなりつつある現代

 

目には見えない大切なこと

 

すぐそこにある大切なもの

 

 

きっと見ようとすれば見えてくる

 

 

もっともっと学んでいこう

 

 

あっという間の楽しい二時間でした 

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 Fan土 earth JAPAN

fando-earth.com